2018 MORSTEIN RIESLING TROCKEN GROSSES GEWACHS / WITTMANN
有名ワイン評価誌で「世界が今注目している」と称される老舗。
ラインヘッセンで最も尊重される特級畑が生む、
多くの風味が織りなす緻密な味わい。
ドイツ辛口リースリングのパイオニア、ヴィットマン。こちらのワインは、自社が所有する特級畑のブドウのみで造られる辛口ワイン。ビオディナミと伝統的な大樽を用いた製法で仕立てられています。早くからお楽しみいただけますが、ミネラル感やリッチさはこれからの10年をかけてさらに洗練されていく、長期熟成も可能な逸品です。
味わい
良く熟したレモンやオレンジ、アプリコットのアロマ。加えて上品なスパイスのヒントが重なります。ドライなスタイルの味わいは、非常に厚みのある印象。はっきりとした酸味にピュアな果実、さわやかなグリーンメロン、リンゴ、ライムの風味が緻密な構造を形成しています。早くからお楽しみいただけますが、ミネラル感やリッチさはこれからの10年をかけてさらに洗練されていくでしょう。
ブレンド比率 : リースリング(100%)
熟成期間 : 伝統的な大樽にて10ヵ月間熟成
アルコール度数 : 13.0%
飲み頃 : ~2040年
商品情報
こちらは、自社特級畑の「モアシュタイン」の充分に熟した房を選りすぐって造られた辛口白ワインです。
モアシュタインは、海抜280m程度で傾斜は20~25度の南向きで冷涼な5haの区画。1282年よりヴェストホーフェン村で初めて、単一畑として良質な区画であると評価されてきた畑です。ヴィットマンでは、1990年よりオーガニックに認定され、2004年よりビオディナミを実践しています。
収穫の段階で選果を行い、手摘みより熟した粒のみを使用。12~24時間のスキンコンタクトの後、ゆっくりと圧搾された果汁は地下カーヴの大樽で天然酵母により発酵・熟成されます。
熟した黄系果実と柑橘類、スパイスやミネラル、ハーブなどの様々な香り。ピュアで豊かな果実味と美しく伸びやかな酸、綺麗なミネラルが感じられ、多様なニュアンスが奥行きのある味わいを演出します。熟成ポテンシャルに優れるため、時間をかけてより洗練されていくことで、テロワールの力を最大限に引き出した甘美な味わいが生み出されます。
生産者について
ヴィットマン
WITTMANN
オーガニック栽培に情熱を注ぐ、ドイツの老舗ワイナリー。
ヴィットマンはドイツ最大のワイン産地ラインヘッセンの南部、ヴェストホーフェンの地で1663年から15代続く老舗のワイナリー。古くは紀元90年頃からワイン造りが行われ、ブドウのみならず穀物や野菜、果物など豊かな食材に恵まれたラインヘッセンでは、早くから食事を意識した辛口ワインへの意識が高く、ヴィットマンはこの地で辛口ワインのパイオニアとしてその地位を確立していきました。この家族経営のワイナリーが飛躍的にその品質を向上させたのは、現当主のフィリップ・ヴイットマン氏によるビオディナミ農法への転換でした。1990年には自分たちの信念を確立し、ドイツ有機農法協会(the Naturland Association for Organic Agriculture)=ナチュアラントに加入。オーガニック栽培を実践していきました。
こうしたブドウの品質にこだわったワイン造りによって、2001年には『ゴ・エ・ミヨ・ワインガイド・ドイツ』において「最も躍進した造り手」に選出。ビオディナミ農法へと転換した2004年以降も、2014年にはフィリップ氏がワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、その評価を不動のものとしました。ヴィットマンは今やドイツで最も著名な自然農法の造り手のひとつであり、ラインヘッセンにとどまらずドイツを代表するトップクラスの仲間入りを果たしています。
生産地について
ドイツ>ラインヘッセン
ドイツ最大のワイン生産地。
マインツに近い「ライン川の膝」と呼ばれる蛇行地帯に接するドイツ最大のワイン産地であり、「千の丘陵地帯」として知られるなだらかな丘陵地帯で、20世紀初頭には銘酒リープフラウミルヒの産地として知られていました。第二次大戦以降は量産型の甘口ワインとなっていましたが、現在では若手醸造家が造る高品質なリースリング、シルヴァーナ、シュペートブルグンダーが注目を集めています。
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。